交通事故解決のための弁護士の選び方が知りたい方
弁護士側の判断要素:知識・経験・専門性・解決実績
相談してみて、交通事故に関する知識や経験、解決実績が豊富で、交通事故に専門的に取り組んでいる弁護士に依頼するのがよいでしょう。
弁護士は、法律の専門家ですが、法律は多種多様であり、弁護士によって、取り扱い分野が異なりますし、得意・不得意があります。また、それらは知識や経験の差を生じさせ、解決実績などとして表れることになります。
交通事故の解決にあたっては、損害賠償請求に関する法律や裁判知識だけでなく、保険会社との交渉実務経験が必要ですし、後遺障害との関係で医学的知識もあった方がよいでしょう。
<弁護士の見分け方・選び方>
交通事故の知識や経験が豊富な弁護士の見分け方、選ぶ方法として、実際に弁護士に相談してみることが有効です。
そして、お持ちの疑問・質問、お困りの問題や悩みを全て弁護士に話し、弁護士の回答する様子、話す内容から、専門性の有無を判断されるのがよいでしょう。各法律事務所のホームページを参考にすることも、専門性判断の1つです。弁護士・法律事務所の広告は、不当景品類及び不当表示防止法などによる一般的な広告規制を受けるほか、日本弁護士連合会による広告規制も受け、誤解を与える、事件の解決件数や実績を偽るなどの広告はできないことになっています。各法律事務所のホームページを見て、交通事故について専門性があると感じたら、ご相談・ご依頼候補の弁護士としてよいでしょう。
ご依頼者様側の判断要素:利便性・納得
相談・弁護士との連絡取りやすさやアクセスなどの利便性、ご依頼者様が依頼しやすいと納得した弁護士に依頼するのがよいでしょう。
交通事故の解決をご依頼頂いた場合、解決まで、弁護士と打合せ、連絡を取り合うことになります。
近くに法律事務所がない、アクセスが悪く事務所に行きにくい、法律相談の受付時間が合わない、弁護士との連絡アクセスが悪い(例えば、仕事や家事・育児で電話に出られない・電話をかけられないことが多いのに、パソコンや携帯のメール、LINEなどで弁護士に連絡できない)とあっては、交通事故の解決に支障を来しかねません。
法律事務所の所在地やアクセス、土日営業の有無や営業時間、時間外対応が可能かどうか、弁護士との連絡手段などを確認の上、利便性の高い弁護士・法律事務所にご相談・ご依頼されるのがよいでしょう。
また、弁護士へのご相談・ご依頼となると、弁護士費用に不安をお抱えの方も多いと思います。弁護士費用費用特約が利用できるか(特定の保険会社の弁護士費用特約は扱わない対応をとっている法律事務所もあります)、弁護士費用が高額でないか、説明が分かりやすく、見積もりがあったかなど、ご依頼にあたって弁護士費用に不安がないかも大切でしょう。
そして、最後に、弁護士も数多く、それぞれ個性があります。弁護士の話し方、対応・態度、話の聞き方、丁寧、誠実さ、信頼性など、実際に相談してみた印象、感想から、依頼しようと思えたかを大切にしてください。