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交通事故の損害賠償請求について、消滅時効が差し迫っている場合はどのようにすればよいですか?

交通事故の損害賠償請求に際して、消滅時効が差し迫っている場合、直ちに、時効を中断させ、消滅時効の完成を防ぐ必要があります。
交通事故の損害賠償請求権は、原則として、交通事故の日(加害者を知った日)から3年を経過するまで行使しないでいると、消滅時効が完成し、加害者がこれを援用した場合、消滅してしまいます。ただし、後遺障害による損害については、症状固定日から3年となります。
この間に、時効中断事由(時効がリセットされる事情)があれば、交通事故発生から3年を過ぎても、消滅時効は完成せず、損害賠償請求権は消滅しません。
ですから、消滅時効が差し迫っている場合には、直ちに、時効を中断させ、消滅時効の完成を防ぐ必要があります。

具体的な方法として、被害者は、加害者に、損害賠償を請求します。これは、法律上は「催告(さいこく)」と呼ばれる行為で、これにより、6ヶ月間、消滅時効の完成を防ぐことができます。
ただし、催告に消滅時効を中断(リセット)させるまでの効果はないため、この6ヶ月の間に、訴訟提起などの裁判手続きで損害賠償請求をして、消滅時効を中断する必要があります。

また、加害者側(任意保険会社)が賠償金の一部を支払ったり、示談金を提示したりした場合(「承認」と呼ばれます)も、時効は中断します。実務上は、この承認によって時効が中断されるケースが多いといえます。とはいえ、承認に該当するか否かの判断は難しいですので、弁護士に相談するようにしてください。

いずれにしましても、交通事故発生から3年近く経過している場合、損害賠償請求権が消滅時効により消滅する可能性もありますので、早急に弁護士に相談されることをお勧めします。

〔参考条文〕
○民法724条
不法行為による損害賠償の請求権は、被害者又はその法定代理人が損害及び加害者を知った時から3年間行使しないときは、時効によって消滅する。不法行為の時から20年を経過したときも、同様とする。

〔法律用語集〕
時効の中断
○承認
○請求
○催告

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